LEDの影響を受けた樹木の中の様子
現在、苔生したり、傷んだり、変形している街路樹が、全国で確認されています。
最近伐採されたここの木々の断面を見て、全国の傷んだ木々の内部も
少なからず同じような状態にあるのではないだろうかと思いました。
これから見ていくこの道は、途中で「橙色の苔」を見かけた所です。
これは、小学校横の小山への入り口付近です。
この写真では見にくいですが、○部分に橙色の苔が生えています。
このような環境に育った樹木の、伐採後の幹の断面を観察してみたいと思います。
(2017年3月22日撮影)
(右)左の写真の切り株を上から見たところ。
あちらもこちらも、木の中心部分(芯)が傷んでいるのか、普通ではない状態です。
(左)大きなこぶ(○)のある幹です。
小枝に、木クラゲのような茸?が生えています。
見た目はそうでもありませんが、だいぶ弱った木だったのでしょうか。
幹(切り株)とその断面
幹がただれたようになっている木の中は、かなり傷んでいるようです。
(左)幹の表面の傷み(くぼみ)が見られる部分は、中も傷んでいます。
幹から所々樹液が垂れている木と、その断面(部分)です。
木の幹は、とても健康そうに見えますが、木の中は中心が乾燥しているように見えます。
(左)「橙色の道」の突きあたりの松(○)です。(2017年2月22日撮影)
(中)松(と周囲の樹木)が伐採されました。
(右)松の切り株の拡大写真 中心部分が乾燥しています。
(左)右の白い建物は、小学校です。上の松の木が伐採されたところです。
ここから下っていった先にある、国道とLEDコンビニが見えるようになりました。(○)
(右)左○の拡大写真 コンビニ(○)と国道(赤線)を走るトラック(○)が見えます。
(左)上の木の切り株 木の樹液でしょうか、断面に染み出てきています。
(右)染み出てきている部分の拡大
突きあたりの右側にあたる小学校の裏側も、大幅に伐採されました。
(左)細い幹まで中心がおかしく傷んできています。
(右)その枝も、洞のでき始めている所は非常に傷んでいるのが見られます。
真ん中から割れた幹の裏と表です。
苔にうっすら覆われた木のその内部は
中心と幹部分が、縦方向に傷んでいるのがわかります。
幹(切り株)とその断面
根元に洞のあった木の断面
枝の分かれるところが洞になっていたのでしょうか。枝内部も、空洞になっています。(○)
ここからは、LEDコンビニと国道がはっきり見えます。
太陽の光が入り、風通しも非常によくなったのですが、LEDの差し込みが、更に強くなりました。
この面を少し先に進んだ住宅街側で、折れている木を目にしました。
(右)折れている部分の拡大写真
木が脆くなると、このように折れることがあり、
危険であるということで“支障木”として伐採されることもあるのでしょうが、
LED化を進めることで“支障木”を増やしているとも感じられます。
今回、200m余りの距離にある伐採された樹木の断面を見ましたが、
ほとんどの木の中心が、傷んでいました。
このような環境の中に小学校があり、複雑な気持ちになります。
住宅地に近接する樹木は定期的に伐採が必要でしょうし、
切ることで日当たりも、風通しも良くなりますが、
木々の健全な育成環境を整えれば、過度な伐採は必要なくなります。
そのためにも、LEDライトの使用を一刻も早く見直すことだと思います。
こちらのサイトで、LEDの影響の見られる映像をたくさんご覧いただけます。
http://www1.odn.ne.jp/mu-mew/msp2018g.htm